鹿児島交通のおしゃかさま３号車

車庫の片隅に置かれたバス。当初はナンバーが付けられていたが、電気が引き込まれ、目の前に仮設トイレが置かれ、前面窓に目隠し代わりの掲示板が設置され、いつしか立派なおしゃかになっていた。

ハイデッカーの過渡期の車である。車内は、休憩所として使用されていたようだが、後に早い時期に撤去されてしまった。

三菱ふそう K-MS615N/三菱 1981　志布志車庫 2005.10

ナンバーが分からないが、リーフサスで、枚聞神社のお守りがついていた。緑ナンバーを付けていた記録がなく、おそらく指宿方面の関連施設の送迎用に活躍した車だろうと思う。LR系では最初期の車で、まだボディーメーカーはIKコーチではない。

いすゞジャーニーK P-LR312J/川重 1984　鹿児島市七ツ島 2005.2【撤去済み】

もと「鹿22か１１１９」。新車デビュー時は南九州高速バスの「はまゆう号」だった。他社に渡った同期がまだ活躍する中、いち早く廃車になってしまった。塗装でもわかるように、日石喜入原油基地の人員輸送用の限定貸切車として使われていた。車内は、物置になっている。

三菱ふそう K-MS615N/三菱 1982　知覧車庫 1996.3【撤去済み】

もと「鹿22か・８４４」。末期はスクールバスだったらしく、窓にペイントが残っている。

三菱ふそう MS513N/三菱 1978　鹿屋営業所　写真提供：えのやん【撤去済み】

もと「鹿22あ・１１４」。一時期、大隅地区の閑散路線を一気にマイクロバス化した時期があった。しかし、ピーク時に積み残しが出たり、路線を限定することによる汎用性に欠けたためか、早期に廃車になっている。

いすゞジャーニーL K-BE22CH/川重 1982　鹿屋営業所　写真提供：えのやん【撤去済み】

もと「鹿22あ・１１９」。109から121まで、13台の在籍を確認しており、種子島でも同型式が活躍した。道路事情というよりは、乗客の数に合わせたコンパクト化だったようだ。

いすゞジャーニーL K-BE22CH/川重 1982　鹿屋営業所　写真提供：えのやん【撤去済み】