鹿児島交通のおしゃかさま１号車

元「鹿2あ６３２０」。廃車から相当の期間が経っていると思うが、海沿いに置かれているとは思えないほど塗装の状態がいい。部品の欠品がほとんどなく、色あせてはいるものの、あまりのきれいさに驚いてしまった。

日野 RB10P/金産 1967　高山町有明 2000.2【撤去済み】

内之浦の休憩所はB8である。なぜか、屋根を取り付けたのが後ろの半分だけで、ドアの上の庇が追加されている。車内には、点呼用の電話が置かれていた。長く、乗務員休憩所として活用されてきたが、現在は、別にプレハブが建てられており、倉庫になっているようである。

三菱ふそう B805L/呉羽 1973　内之浦車庫 2021.8

方向幕がまだついたままになっているが、これは友人が頼み込んで譲り受けることに成功したので、現車についている姿はこの写真が最後になった。

いすゞ BU10P/川重 1975　高山車庫 1996.8【撤去済み】

同じ車庫に2台のおしゃかさまを置いているケースはあまりない。このふそうにのみ屋根が取り付けてあり、電気、水道等も完備している。車内は、畳敷きになっておりテレビもある。

三菱ふそう MR470/呉羽 1972　写真左：高山車庫 1996.8　写真右：高山車庫 2002.2【撤去済み】

鹿児島交通にはトップドアの路線車が多かった。後ろの方向幕には「頴娃線」の文字があり、知覧、頴娃地区のローカルに使われていたものと思われる。

いすゞ BU10P/川重 1975　知覧営業所 1994.1【撤去済み】

もと「鹿22か・５７３」。伝統のトップドア路線車のうちの１台である。車内は現在も利用されているようである。

日野 RE120P/日野 1975　喜入町仮屋崎 2000.9