鹿児島市営バス車両研究

679（赤）、680（青）（94年）の2台、357（04年）、552（05年）、1163（11年）の各1台、計5台の専用車両が在籍した。

鹿児島市観光課の企画、運営により、94年に運行開始した市内の観光地を周遊する路線バスである。

車内は、後部に立席のデッキが設けられ、沿線案内のパンフレットが置かれている。座席もレトロ調を意識して作り込まれており、手すりや降車ボタンなどの細部に至るまで徹底したこだわりが感じられる。

05年導入車は、06年3月21日より営業運行を開始し、同時に運行ルートが追加された。改造は岩戸工業が行い、これまでのレトロ調のイメージを一新する「いるかバス」としてデザインされた。ワンステップ構造で、座席は窓側に5度傾けて配置されているほか、後部展望室にも座席が設置されている。正面窓下に「ガーラミオ」の表記があるが、ベース車両はあくまでエルガミオである。