南国交通系車両研究

862～866（96年）の5台が新車時から、933、934、953（96年）の3台が移籍登録で09年から在籍した。このうち、864,865は、スクールバスに専用されており、当該コーナーに掲載する。

主に鹿児島市内線で活躍中。キュービックボディーの中では最終期の投入である。従来通り２ステップでの導入で、865、866の2台が試験的にアイドリングストップスタートシステムを搭載している。

自社発注の5台は285PSのV型８気筒エンジンを搭載していて、非常に力強い走りをみせている。独特の力強いエンジン音はファンも多い。同社初のACT（フィンガーコントロール）採用車である。コーナーリングランプも装備され、夜間走行の安全性も向上している。

座席配置も2人掛け主体で着席定員を重視しており、枕カバー付ハイバックシート、カーテン装備、高出力エンジンなど、上級仕様が継続している。また、移籍登録車についても、廃車発生品を活用して座席の増設が行われており、着席定員に配慮がみられる。