林田バスのトマソン　１号車

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　「トマソン」がどういうものか、あえて解説する必要はないと思う。写真を見ていただければそれが全て。もし興味がある方は、赤瀬川源平著「トマソン大図鑑」を読むか、あるいは、検索エンジンで「トマソン」を入力してみよう。
　ここで、紹介するものは、純粋な「トマソン」ではない。亜種だと思う。楽しんでもらえればそれでいいと思う。

	往復 　そうか、郡山に行って帰って来るんだ。 　でもね、鹿児島駅に行ってまた帰って・・・。 　忙しいんだよね。
	往復 　これもですね。 　きっと、どこにも行けないんだろうね。 　矢印が太いよ。きっと、どっかほかの路線も行きたいんだよね。
	往復 　これは往復ですか？ 　れっきとした往復だよね。 　段に行って、また伊集院に戻って・・・
	往復 　これは普通ですよね。 　そうだよね。 　でも、矢印の位置が左に寄ってますね。 　だって、もとは右だけの矢印だったから。 　これなら裏返さなくていいもんね。
	バス停 　「ひと休みしませんか」だって。 　きっと、ずっと立ってて疲れたんだね。 　蝶ネクタイなんかして、慣れないことするから。 　顔、赤いよ。大丈夫？
	蒸発 　ここはどこ？ 　どこだろうね。 　昔は、分かったんだけど。 　まだ読めるんじゃない。 　「・・・反田？」
	蒸発 　ほんとにバス来るのかな？ 　きっと来ると思うよ。だって、マジックで上から書いてあるもの。 　よお～く目を凝らして・・・推理をはたらかせて・・・6かな0かな・・・8？？？。
	蒸発 　「次は西崎です。」 　「えっ！？そんなバス停あったんだ。」 　「どこかな？どこかな？」 　「あーっ！　見つけた！」 もうすぐ自然に還ります。

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